2017/10/24 22:31

きもの、帯、浴衣、ストールまで、墨流しで染めた製品は多種に渡りますが、実は半衿を染めるのがいちばん神経を使うのです。

なぜかというと、身につけた時、一番顔に近い位置にある分、ある意味きものよりも影響力が強いからです。

そして首元を彩る墨流しの柄は、付けた人の印象を良くも悪くも大きく左右します。

淡い色がしっくりくる人。強い色の方がより映える人。

大胆な柄が似合う人。おとなしい柄が落ち着く人。

はっきり分かれるので、衿の柄を作る時、必ずそれが似合う人物像をイメージして染めます。

使いやすいのはやはりモノトーンか。




お肌の色感によってはワンカラーのアプリコットが使いやすい人もいるかもしれない。



でも作り手の僕としては断然この辺の複数色の色合いで遊んで欲しい。



そう思っています。

ではそもそも半衿は何のためにあるのでしょう。

「きものを汚れから守るため?」

「顔映りを明るくするため?」

色々あると思いますが、墨流しの半衿は

「衿で遊ぶため。」

この言葉がいちばんハマる気がします。

衿で遊ぶのは、もしかしたら上級者向けなのかもしれないけど、ぜひ上級者じゃない人にも楽しんでほしい一品です。




※生地はすべて京都の丹後地方で織られた純日本産です。